地域の情報
愛媛県の概要
ミカンと、夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台として知られる愛媛県。古来から九州と近畿の中継地点として栄え、鎌倉時代には村上水軍や忽那水軍が台頭、室町時代に源平合戦で水軍を率いて戦った河野氏がのちに伊予の守護大名となるなど、愛媛の歴史は瀬戸内海を舞台に活躍した水軍と切り離せないものでした。地域は東予、中予、南予の大きく三つに分けられます。
南予はミカンを始めとした柑橘類、キウイ、栗などの農作物の生産、県庁所在地の松山市を含む中予は自治と経済と文化の中心として、東予は四国一の工業県でもある愛媛県随一の工業地帯であり、世界の貿易を担う造船業や生産量日本一のタオル産業で発展してきました。
温暖な気候と天災の少ない土地柄で育まれた県民性は、とにかく穏やかでのんびり、争いごとを好みません。
「坊ちゃん」では割と辛辣なことも書かれているのに、怒るどころか舞台となった地として誇りにしているところからも、愛媛人の呑気さというか人の良さが感じられます。出身者には、メジャーリーグで活躍中の岩村明憲、サッカーの福西崇史、マラソンの土佐礼子など、各スポーツ界で活躍している人たちが挙げられるでしょう。また芸術方面にも強く、大江健三郎や早坂暁や高浜虚子などの文学者のほか、漫画家の谷岡ヤスジ、タレントの村上ショージ、友近、眞鍋かをりなど、いずれも個性派ぞろいです。また、一般にはあまり知られていないようですが、「世界の中心で、愛を叫ぶ」の原作の舞台は、描写や地名から作者の出身地である愛媛県宇和島市といわれています。
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